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ニューシネマパラダイス(原題:NUOVO CINEMA PARADISO)
   監 督 :ジュゼッペ・トルナトーレ
   出 演 :フィリップ・ノワレ、ジャック・ペラン、
   ジャンル:ドラマ
   1989年  イタリア/フランス


 映画への愛情溢れる作品!

注)以下、ネタバレだらけです!

【あらすじ】 
 ある晩、映画監督サルバトーレ(ジャック・ペラン)に田舎にいる母から電話がありアルフレード(フィリップ・ノワレ)の死を知らされます。
 サルバトーレは子供から青年時代までを過ごした田舎の教会兼用の映画館の映写技師だったアルフレードとの事を思い出します。
 これがこの映画の中心です。
 やがて葬儀に参列するため田舎に戻ったサルバトーレに、アルフレードの形見が渡されます。
 ローマに戻ったサルバトーレは形見のフィルムを上映してみると、そこには多くの映画から司祭の指示でカットしたラブシーンだけが編集されて(つながれて)いたのです。
 微笑んでそれを見るサルバトーレの目は潤んでいるのでした。(以上、劇場公開版より。)

 



形見のフィルムを見るサルバトーレ。


【感想】
 前に見たのは劇場公開版でDVDで見たのはディレクターズカット版で、劇場公開版はトト=サルバトーレと映画(館)との関わりがメインなのに、ディレクターズカット版の方はサルバトーレの恋や人生を描いていてしかも長いんです。
 すごくテイストが違う気がします。
 それはそれでいいんですけど、ディレクターズカット版の方がオリジナルに近くていいだろうと思ったら、人によって違うのかも知れないけど、つまんなかった!
 

 印象的なシーンもあったけど劇場公開版の方が感動出来ます。
 長きゃいいってもんじゃなくって、もし選べるのなら劇場公開版を見てくださいね。(私が利用しているショップはディレクターズカット版しかなかった!)
 監督さんの意図と違うところで感動しているのかも …。

  … あと、 モノクロだと思ってたらカラーでした!

 

  2019.05.    ................ 傑作映画館の目次ページへ